つまらない人生の改善法!
「趣味はあるの?」
「ないです」
「休みは何にしてるの?」
「何もしてないです」
「仕事はおもしろい?」
「つまらないです」
「人生はおもしろい?」
「つまらないです」
という男がいた。
「いつからつまらなくなったの?」
「つらい仕事のことを考えなくなったときからです」
「よっぽど、つらかったんだね」
「それから、楽しいことも感じなくなってました」
このような、感情の抑圧は世界中に、まんせいてきに広がっている。
つらい気持ちを感じないその代償に、楽しい感情も感じなくなるのだ。
しかし、
「苦しみがないからといって、幸せではない!」
また、カウンセラー仲間や、瞑想修行者たちと。
よくこんな冗談まじりに、たとえ話をすることがある。
それは、いやみな上司に、怒られた夫は。
家にかえって、妻に八つあたりする。
なおかつ、
「その妻は、子どもにむかって、激しくしかり…」
さらに、子どもは犬に怒りをむきだし、犬はネコにかみつく。
そうして、ねこは主人の寝どこに、おしっこしてうさばらしする。
「ジョークのようだが、このようなことは世界中でおこっている」
だが、いくら代用して、他人にぶつけても。
気持ちはいっこうに、はれることはないのである。
そこで、瞑想することを提案しよう。
瞑想をするまえは、
「苦しみに気づかなかった」
感情をださないように、心にふたをしていた。
親の離婚が自分に与えた、えいきょうを感じないようにしていた。
なので、何年もとじこめていた、感情からようやく自由になれた。
自分を苦しめていたものは、自分だと気づいたからです。
つまり、苦しみも悲しみもふくめて、
自分を受け入れることができた。
人生とは気づきであり、自由をかちとる実践なのである。